GCPを始める ~Cloud Identity and Access Management~

GCP のアクセス権を操作してみる。

Google Cloud Identity and Access Management(Cloud IAM)で、Google Cloud Platform のリソースに対する権限を作成して、管理できます。

cloud.google.com

プロジェクト メンバーを追加して IAM の役割を付与する

  1. GCP Console で [IAM] ページを開きます。
  2. [プロジェクトを選択] をクリックします。
  3. プロジェクトを選択して [開く] をクリックします。
  4. [追加] をクリックします。
  5. まだ IAM の役割を付与していない新しいメンバーのメールアドレスを入力します。 f:id:saito_shion:20200123105402p:plain
  6. 使用する GCP サービスに応じて、プルダウン メニューから次のいずれかの役割を選択します。
    • Stackdriver Logging ユーザーの場合は、[ロギング]、[ログ閲覧者] を選択します。 f:id:saito_shion:20200123110125p:plain
  7. [保存] をクリックします。
  8. メンバーとその役割が Cloud IAM ページに一覧表示されていることを確認します。 f:id:saito_shion:20200123110832p:plain

これで、Cloud IAM の役割がプロジェクトメンバーに付与されました。 ※この操作では権限を付与しただけのため、まだアクセスすることはできない。次の操作もあわせて行う必要がある。

IAM の役割の効果を確認する

  1. 上記で役割を付与したメンバーに、アクセス URL を送信します。
  2. そのメンバーがその URL を表示できることを確認します。

メンバーは、自分にアクセス権が付与されていない GCP Console ページにはアクセスできず、エラー メッセージが表示されます。

補足( Google アカウント以外でメンバー登録する)

Google アカウントに登録していないメールアドレスでは、このようにエラーとなってしまう。 f:id:saito_shion:20200123111721p:plain

これは下記URLを参照すると、"IDに関するコンセプト"にあるタイプのメンバーしか登録できないと読み取れる。 https://cloud.google.com/iam/docs/overview?hl=ja

補足(複数ユーザーに同一権限を付与したい)

Google グループに対して権限を付与することで、一度に複数のユーザーへ権限を付与することができる。 f:id:saito_shion:20200123112801p:plain

実行結果↓ f:id:saito_shion:20200123112809p:plain

終わりに

複数の人に同一の権限を与えたいときは、Google グループを使うしかないようだ、不便。